気滞を感知するにはイメージの排除が不可欠

目安時間5分

さて、数回にわたって気滞感知のコツ、について考えてきましたが、イメージや固定観念を排除して現実をそのまま見ることの大切さを重視しています。

 

でもこれは簡単なようで、とても難しいことなんだと思っています。

 

なにかしら技術をひととおり修得されたかたなら、なおさらではないでしょうか。

 

どうしてもその技術体系、診察・診断体系でみていく習慣ができてしまっていますから。

 

話は変わりますが、「サピエンス全史・ユヴァル・ノア・ハラリ著」という本があります。

 

その本ではホモサピエンス(現・人類)の特性はフィクション、虚構の世界観を共有できる能力だと言い切っています。

 

つまり、ヒトは架空の世界やイメージに現実に左右される生き物なのです。

 

それを自覚して忘れず、常に自己の感覚を中立へと修正していくことが気滞感知の訓練の根幹になると考えています。

 

健康寿命のおはなし

本日はすこし気滞感知の話題からはずれ、健康寿命の話です。

 

日本の健康寿命と平均寿命との差は、世界ワースト1位なんだそうです。

 

!?世界1位の間違いじゃないのか?という声も聞こえてきそうですが、間違いではありません。ただし、平均寿命ではなくて、健康寿命との差のことです。

 

健康寿命とは文字通り、寝たきりにならず介護を必要とせず、自分のことは自分でできる体力を保っていられる期間のことです。

 

それが日本は世界ワースト1位なのです。信じがたいデータかもしれませんが、厚生労働省がだした正式なデータです。

 

日本人男性の平均寿命は79.6歳ですが、健康寿命は70.4歳 、つまり平均して9.2年は寝たきり介護生活を強いられるということです。

 

また日本女性では平均寿命は86.3歳、ですが健康寿命は73.6歳。つまり平均して12.7年は寝たきり生活なのです。

 

そういわれてみれば、私の祖母は77歳の時に脳梗塞で倒れて13年寝たきりとなり、90歳で亡くなりました。まさに平均と同じです。

 

ちなみに他の先進国アメリカでは平均寿命77.3歳 、健康寿命69.3歳、 イギリスでは平均寿命78.2歳、健康寿命70.6歳、 ドイツでは平均寿命78.7歳 、健康寿命71.8歳と、いずれも要介護期間は7年程度です。

 

日本人が健康だというのは幻想でしょうか。健康である、ということと生きている、ということはイコールではありません。

 

本当の意味で健康だと言えるのは、介護を受けなくても自立して生活できる健康寿命を少しでも伸ばすことではないでしょうか。

 

私はただ寿命だけが延びても意味が無いのではないかと思っています。

 

意識のない患者にチューブで、ただ栄養を送り続ける胃ろう、自力で呼吸できない患者には人工呼吸器、機械に頼り、ただ生かされている状態で平均寿命が延びている、日本は長寿大国だと言われても、私は少しも嬉しくありませんし、将来になんら楽しみを見つけることもできません。

 

なぜなら10年以上におよぶ寝たきり生活が待っているのですから。

 

寝たきりにならないように、努力すべきことはしていこうと思います。そのためには欲望のままに美食、過食を繰り返してはならず、怠惰な生活を改め、運動と張りのある生活習慣を心がけなければならないと真剣に思いました。

 

その中で、気流診、気滞感知の技術が健康寿命を延ばすための役にたてないか、考えていこうと思っています。

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東洋医療技術研究会

現代表は勝木れい子

鍼灸師(赤門鍼灸専門学校卒)

経絡治療学会の学術部長を経験

のち「気と経絡」の研究に没頭する。

現在は望診法講座「気流診」の講師

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