なんでも経絡で治せると思っている?

目安時間5分

前回のメールに対してのコメント、でしょうか。次のようなご質問を複数いただきました。

 

(コメント)

沢山の学会がありますが、わたしは、学会に入るのは、自分に向いてないのかなぁと、今は思っています。

 

正に信仰みたいなところが、です。

 

でも、学校を出た後に先生とか師匠に教わったほうがいいんだろう、とも思っています。どういうふうに、進んでいけば良いのか迷ってます。

 

(回答)

昔の言葉に「3年かかっても良師を探せ」というのがありますから、探すしかないですよね。

 

前回メールで、ある経絡治療の勉強会が経絡信仰会みたいになっている、それでは盲目的になりすぎて真実を発見できない、と書きました。

 

もう少し付け加えると、そこに参加されている方は、盲信しているつもりはない、と考えている方も多いんです。つまり盲信している意識はない。

 

でも、私も含め、ついつい自分の修得した診断学、施術体系に当てはめてしまおうとする癖、習性がついてしまっているんです。それは無意識でも技がでるようにまで練習をつんでいるので、ある意味しかたがないとも言えます。

 

ですから、正直に言いますと、私もいまだに間違うことがあります。

 

つまり気滞がない場合は自分の経絡治療の対象外だとしておきながら、自分のイメージで気滞があるはず、これが気滞だ、と勝手に適応症にしてしまうということです。

 

ですから、最終的には自分で現実をみて、真実を見極めるしかない、と思います。

 

そのためには自己を恒に中庸におき、偏りをつくらないことが大切かと思います。

 

それに対するコメントもいただきました

 

(コメント)

3年もかかって探すなんてできるでしょうか。無駄になりそうな気がします。

その先生が本当に優秀かどうか、いまの自分に判断できるか自身がありません。

 

(回答)

そのお気持ちもわかりますが、それでも3年、5年かかってでも自分に合う師、技法を見つける方が、もっとも効率よく上達できる方法です。

 

ただ、そのためには自分も常に中正でなくてはなりません。冷静な目で判断すると言い換えてもいいでしょうか。

 

ちょっと優れた技法を見て舞い上がってしまったり、派手な謳い文句に流されたりせず、冷静にです。

 

もう少し加えて言えば、完璧な施術体系、オールマイティな技法は存在しません。何にでも効く、なんでも治る、は嘘です。

 

それは今回のテーマ、気滞感知のコツにも通じます。

 

イメージに流されず、氾濫する情報に振り回されず、自己を中位において、冷静に見る、というのが気滞感知のコツでもあります。

 

一つ、例をあげますね。

 

捻挫を1回の施術で治せる先生がいる、と意気込んで話す生徒さんがいました。

 

でも冷静になって考えて欲しいんです。

 

捻挫は外傷であって、軟部組織の損傷を伴います。それを1回の施術で、その場で修復できるなら、それは奇跡であって、自然治癒の限界を越える技術です。

 

それができるなら皮膚の切り傷も一瞬で修復可能なはずです。

 

本当にそんなものが存在するのでしょうか。

 

単に、周囲の筋や靭帯が硬化した疑似捻挫(ぎっくり腰も同じ)なら1回の施術で回復可能です。硬くなった筋を緩めれば、OKですから。

 

でも外傷がある真正の捻挫は無理です。整復をきちっとおこなえば、症状の軽減はできますが、完全修復は無理です。

 

冷静にあたりまえのことを認識しましょう。

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管理者プロフィール

東洋医療技術研究会

現代表は勝木れい子

鍼灸師(赤門鍼灸専門学校卒)

経絡治療学会の学術部長を経験

のち「気と経絡」の研究に没頭する。

現在は望診法講座「気流診」の講師

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