鍼の響き

目安時間4分

鍼をすると響きがおこる。

 

ただそれは中国鍼を刺入したときにおきるビリビリとした響きの事ではない。

 

気の響きだから患者本人はまったく感じていない事のほうが多い。

 

その響きを切経で追っていく。

 

するともう1点の出口とも言える点にたどりつく。

 

そこからいろいろな事が考えられる。

 

これは師匠から教わったことだが響きを追った先の点(経穴)は禁灸点となるらしい。

 

本当にそうか?

 

じつは、何度か実験したことがある。

 

師のいう禁灸点にお灸をした。

 

すると、本当に悪化したのだ。

 

それも人によっては激烈に!

 

そして、その禁灸点はその人、その時の症状によって出現場所が変わる。

 

その判断は「治療家の手」ができていないと無理だと思う。

 

それがどうしてだかはわからない。

 

もしかすると、その点(経穴)は出口の役割をしているため、透熱灸で火傷をつくってしまうと気が塞がってしまうためかもしれない。

 

始めの頃は反応点を取り違えて、こういう事故を時々おこしていた。

 

反省するばかりである。

 

鍼の響きを考える

 

四診で証を決め、本治法を施していきます。

 

そこで重要なのは「鍼を響かせる場所」と「鍼が響いた場所」の2つです。

 

・・・?

 

その2つって何が違うの?いっしょじゃないのか?

 

実は違います。

 

鍼を響かせる場所は気の滞りのある場所に鍼の響きを伝えることです。

 

そのために鍼の角度や方向性を調整しながら鍼を進めます。

 

そして鍼を響かせていくわけですが、その響きが気の滞りをとらえ、さらにその先に響いていきます。

 

そして響きがたどり着いた所、それが「鍼の響いた場所」です。

 

これは、はっきりとは言えないのですが鍼が響いた場所というのは滞っていた気の出口のような感じかなと思っています。(現時点でそう思っているだけです。まだ、確証はありません)

 

その時、鍼を刺入した最初の経穴は入り口ということですね。

 

その鍼の響いた場所というのは切経でたどっていくわけですが、例えば脾経の太白に鍼をします。

 

その響きは心包経の大陵に伝わっていくのですが、その2穴の組み合わせって、脾虚の場合の本治法の基本配穴ですよね。

 

でもそれは69難に従って虚している経の親経を補うために大陵に鍼をするのであって、先に書いたように「出口」という捉え方はしていません。

 

これってどういうことなんだろうな、と考えるわけです。

 

いまは結論はでていません。

 

東洋医療技術研究会では鍼灸の治療体系をゼロの状態からもう一度つくっていこうとしています。その過程で先の疑問の答えも出せたらと思います。

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管理者プロフィール

東洋医療技術研究会

現代表は勝木れい子

鍼灸師(赤門鍼灸専門学校卒)

経絡治療学会の学術部長を経験

のち「気と経絡」の研究に没頭する。

現在は望診法講座「気流診」の講師

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